好きだった人に嫌悪感

 平静さを保つことって難しいし、落ち着きを維持するのはけっこうエネルギーを使う。心身ともに大丈夫だってときもあるが、大丈夫じゃないときもある。不安も悲しみも恐怖も絶望も、すぐそばにあるから、みんな感情的になってピリピリしてる。こんな状況のなかで、見たくないものや聞きたくないこともあったりして、不快な思いもしている。「それ、今じゃないだろ」「このタイミングで?」「これ、世間に発信するべきこと?」ってね。たくさんの人がいろんなことにアンテナをはりめぐらせて、少しでも安心しようとしているけど、やっぱりどっかでズレたり、つまずいたりする。今はまだ前に進もうとするには早い段階。時期を見極めなければ。
 自分の平静さを保つために、元の日常を取り戻すために、みんなを励ますために、注意して行動していることが、状況がきちんと把握できてなかったり、タイミングが悪ければ人を傷つけることもあるということが分かった。そして、こういう危機的な状況なときって、人間性がすごく出るのだな。