アジカン

 とてもとても楽しみにしていたアジカンのライブは中止になった。残念だけど、これはすんなり受け止めることができる。音楽というのは、「こんな状況のときに!」とか「こんなときだからこそ!」とか、いろいろ非難されたり求められたりする。とても音楽を聴ける環境や心境ではない人もいるのは確か。でも、やっぱりさ、今までの人生、音楽を必要としてきたし、音楽に助けられたのは紛れもない事実。これからだってそう。今はなんだかボロボロだけど、いつか、あのときのように、心の底から楽しんで笑ったり泣いたりしたいなあ。

ファンクラブ

ファンクラブ


 儚くて、切なくて、どうしようもなく弱く青く、じっと未来を見据えている。強さはいらない。笑顔と優しさがあればいい。

エバーグリーン

エバーグリーン (双葉文庫)

エバーグリーン (双葉文庫)

 男性ホルモンの強い私には、ピリっと辛い香辛料のようなもの。30代の私には、眩しすぎるミラーボールのようなもの。東北出身の私には、くすぐったい猫じゃらしのようなもの。描かれている景色や情景や心情が、容易に想像でき、懐かしくなって、思わず笑ってしまった。東北の冬は、怖すぎるほど静かで冷たく暗く、夏は田んぼや山が涙が出るほどきれいで、風がベットリしてなくて心地いいんだよ。